雑談録

回顧雑談の記録です。コメントはお気軽にどうぞ。

もっと知りたい!古来より伝わるお葬式の謎習慣

9月から実家がある高知県土佐清水市に帰省している。

久しぶりに地元の友達に会ったり、移住者やUターンしてきた人、土佐清水で面白いことを始めた人に話を聞く機会があって、色々な発見や驚きがあるのだけれども、そういう田舎で暮らすのもいいじゃん!キラキラ!な話は置いておいて。

 

仕出し関係の仕事をしている友人が「明日めちゃくちゃ早く起きんといかん」と言うので理由を聞くと、宗呂という山間部の地区で葬式があるからと言う。宗呂の葬式はとにかく朝が早く、5時6時(もっと早くだったかも)には終わらせるから、それに合わせて仕出料理を運ぶのでとんでもなく早起きになるそうなのだ。

なんでそんなに早起きかというと、農家が多い地区なので昔は陽が昇る前に家のこと(この場合法事も含まれる)をすませておく習慣があって、その名残りなんだとか。

さらに「昔は重箱に生米を詰めて死んだ人んちに持っていって、家族がその生米でご飯を炊いてちらし寿司にして重箱に詰めて返す」という風習があったそう。「お父ちゃんが死んだに、忙しくて泣く暇もない!」と文句を言っていたとか。

 

客観的に聞くと「死人がでた!つまり、寿司が食える!」とはしゃいでいるようにすら感じるシステムだけど、私が知らないだけで意外と他所でもやってたことかも?と思い、調べてみたが、ネットの海をもってしてもそんな話は見かけなかった。

 

地元の昔を知っている身近な人こと母親に聞いてみたところ、やはり知らないという。

 

賑々しく地区みんなで死者を見送るため、とかそういう理由から始まったことなのかな?と推察したけど真相はわからない。

宗呂以外でもこういう習慣があるところって存在するのだろうか。

 

宗呂関係の写真も葬式関係の写真もないけど、ちょうどお彼岸に帰ったので母製のおはぎの写真を。小ぶりです。